当社が読売新聞に掲載されました
2011年8月5日(金)の読売新聞に当社の記事が掲載されました。
以下全文
足利市大月町の「深井製作所」は、自動車部品の研究開発などから金型の設計製作、プレスや溶接、組み立て加工までを行う自動車金型部品のメーカーだ。新しい溶接法や鋼材を導入し、強度を保ったままでいかに部品を軽くするか、試行錯誤してきた。深井孟社長(66)は「自社の技術者の力で新しい鋼材を開発するなど、いかに製品を軽くできるか挑戦してきた」と話す。
同社は1938年、同市に隣接する群馬県太田市に拠点を置いていた中島飛行機(現・富士重工業)の協力工場として創立。飛行機部品の製造を行ってきた。戦後は富士重工業を中心に取引し、スクーターや、高度経済成長期に人気を博した軽自動車「スバル360」、人気の乗用車・レガシィの部品などを作り続け、車社会化の進展とともに規模を拡大してきた。現在も売り上げの約8割が自動車関係によるものだ。
自動車業界では1990年代後半以降、燃費向上のため車体の軽量化が進行。同社も対応を進め、90年代後半には厚さの異なる複数の鋼板をプレスする前に溶接する「テーラード工法」を導入。強度の必要な部分に厚い鋼材を溶接することで軽量化に成功した。
2010年には、曲げたりねじったりする力に対して従来の鋼板と同程度の耐性を保ったまま、厚さを3割削減した「エンボス鋼板」を商品化。深井製作所のエンボス鋼板は表面に正六角形突起があるため、外部からの力に対する耐性が高い。国内の大手自動車メーカーが燃料タンクの遮熱カバーとして採用しており、今後他社も採用を検討しているという。
東日本大震災で直接工場が被災することはなかったが、福島県のマイコンメーカーが被災した影響で自動車業界全体の生産がストップしたため、同社も製造ラインがストップ。一時は今年度の売り上げが3割以上減少する見込みだったが、節電や徹底した合理化で1割減でとどまる見込みだという。
深井社長は「従業員は節電対策で積極的にアイデアを出した。従業員の考えを積極的に取り入れ、お客さんに喜んでもらえる製品を作りたい」と話している。

