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(3)自動車産業規格の選択 【1998(平成10)年~】 《グローバルスタンダード》

 ISO9001の品質保証システム運用がいよいよスタートした。
 顧客納入不良実績を記録するのにパーセントからPPM表示に変化してきた頃であった。個々の不良は減少してきたものの、品質保証体制として満足が得られるものではなかった。ISOは様々な業種が利用出来る汎用的な品質保証システムの構築に重点がおかれていて、自動車部品業界には十分でなかったからである。
 具体的には製品に関する品質計画の指針を示すもの(APQP)や量産初物に関する顧客の承認取得手順(PPAP)が欠けていたからである。
 得意先である富士重工業が1999(平成11)年12月に米国GM(ぜネラル・モーターズ)と資本・業務提携に伴って、QS-9000(※1、以後QSと呼ぶ)に基づく要求事項へと変化した。汎用的な品質保証システムであるISOから得意先推奨であるQS導入を2001(平成13)年4月に決定した。
 QSは米国自動車業界を取り巻く全世界に普及しており、当社にとってはこの上ない品質保証システムであった。同年8月に導入キックオフ式が当社食堂で開催され、参加者全員で取り組むことで終了した。富士重工業次期車(立上り2003(平成15)年5月予定)スバル・レガシィの量産に向けて認証取得することを誓った。
 一度品質保証システムの構築をした経験はあるものの、ISOとは比較にならないほど理解しにくい要求事項であった。認証機関はISOと同じくTUV Rheinland Japan Ltd.(テュフラインランドジャパン株式会社)で、主任監査員としてドイツ人のフィッシャー氏が来足した。監査員の英語を通訳の方が訳しながら監査は進められた。聞き慣れない英語に不安と戸惑いを感じながらも、2002(平成14)年9月の予備監査と同年11月の認証監査は終了した。2003(平成15)年1月に認証取得した。
QS-9000

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