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(1)検査という職務の成り立ち 【1963(昭和38)年~】 《昭和の品質管理》

 20年前に発行された社史「深井製作所50年史」によれば、組織図の中に『検査係』として定め品質に関する仕事が明確に示されたのは1963(昭和38)年のようであった。
 1950(昭和25)年頃より量産化が始まった富士産業(現富士重工業)のスクーター愛称ラビット号の、特に燃料タンクとマフラーの受注は検査が欠かせないものであった。製造工程で行われていた検査作業は生産量の増加と共に専任化の必要性が生じ、製品の性格上全数品質の確認が必要となったことによるものであった。
 ラビットスクーターの最盛期を経て1961(昭和36)年頃より日本国中で始まったモータリゼーションの波は、更に四輪車へとシフトされ量産拡大が進むにつれ、造られた製品の検査作業は次第に重要な位置づけとなってきた。
ラビットスクーター

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